ギターの求道者ジェフ・ベックは常に進化し続けた
ジェフ・ベックの死を報じる記事(スポニチアネックスより)
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ジェフ・ベックと言えば、私と同世代やその前後のロックファンにはおなじみの、世界を代表する3大ロックギタリストの一人だ。あとの2人はエリック・クラプトンとジミー・ペイジ。3人ともイギリスのバンド、ヤードバーズ出身(3大ギタリストという呼び方は日本独特のものらしいが)。ロックの殿堂入りを2度果たし、ローリングストーン誌の「最も偉大なギタリスト100人」では5位にランクインしている。
そのジェフ・ベックが亡くなったという知らせが世界を駆け巡り、けさ12日、日本でも報じられた。細菌性髄膜炎が原因という。
私が中学・高校生だった1970年代後半、ジェフ・ベックは全編インストゥルメンタルの作品で新境地を切り開き、勢いに乗っていた。『Blow by Blow』『Wired』といったアルバムが懐かしい。
それから30年の時がすぎ、2009年2月、ジェフ・ベックはエリック・クラプトンとさいたまスーパーアリーナでステージに立った。今から13年前のこと。3大ギタリストの2人名義での初共演とあって、客席は3~40年ほど前の青年層でぎっしり。そこに私もいた。
クラプトンは相変わらず「昔の名前で出ています」感で、それはそれでいいのだが、ジェフはその上を行った。ソロパートの最後にビートルズの『A Day in the Life』をやったのだが、これが新解釈で圧巻。「ジェフ、この歳(当時64)でまだ進化しているよ!」と感激したことが忘れられない。演奏後に会場全体がスタンディング・オベーション。アンコールが『Peter Gunn Theme』というのも渋い。もちろん『Led Boots』や『Blue Wind』といったおなじみの名曲も披露してくれた。
最後までギター道を究め続けた人生だった。ジェフ、ありがとう。
スポニチアネックスの記事より
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